整腸作用もあって、カルシウムも採れて、栄養価が高いヨーグルトが基本材料のため、酸味があってすっきりさわやかな味わい。いかにも体にも優しそう。しかもあまり甘くなくて、ダイエット中でも大丈夫そう。そんな「ヘルシー」イメージのFroYo。肥満が社会問題化するアメリカではFroYo人気に押されてアイスクリーム離れすら起こりそうな勢い。
私も実はFroYoは昔から大好物。アイスも大好きだけど、甘すぎるのが難点。カロリーも気になるし。。。 そしてふと気づくと雨後の筍のようにFroYo屋さんが周りに何軒もオープン。Red Mango, Tartini, Fraiche Yogurt, FroYo?、等々。どこに行っても大好きなFroYoが食べれる快適環境に。そしてついに、ハリウッド発祥の有名FroYo、Pinkberryもシリコンバレーにやってきた。地元随一のおしゃれショッピングセンター(と私が勝手に思っている)Sanata Rowにオープンした初日、真冬でしかも小雨模様に関わらずお店には長蛇の列ができた。(以下写真)

Pinkberryは2005年、West Hollywoodに小さな第一号店をオープンしてすぐ、あっという間に人気が広がり、待ち客の長い列が毎日続いた。オーナーは勿論嬉しい悲鳴だが、ちょっと困ったのは付近の駐車スペースのなさ。大好きなFroYoのためなら駐禁違反リスクも負う、というような報道もあった。
「All natural」「Non-Fat」「Healthy」が売りのPinkberry FroYo。食べる方も「美味くて、且つ体にいい」気がする。極端に言えば「毎日安心して(ダイエットを気にしないで)楽しめるデザート」。いくら食べても大丈夫、しかもこんなに美味しくて。。。そんな夢のような食べ物。
そんな夢見心地でPinkberryに足しげく通ったというお客の一人がLisa Sutton嬢。ところがどこかの段階で、何かのきっかけで、疑問に思ったようだ。これって、思うほど体に良くないのかも。。。と。本当に脂肪分ゼロなの?本当に低カロリーなの?こんなに美味しいものが、本当にそんなにヘルシーなの?
Sutton嬢はそこでPinkberryを訴えることにした。自分だけのためでなく、Pinkberry愛好者全員のために、集団訴訟(class action)という形で。(Lisa Sutton vs. Pinkberry, Inc. Case No. BC370909, Los Angeles Superior Court) 。残念ながら訴状を見つけることが出来なかったが、その後の和解公告によると、Sutton嬢のクレームは「all-natural (添加物ゼロ)、non-fat (脂肪分ゼロ)、healthy (ヘルシー)」は誇大広告であり、消費者に対する虚偽の発言だというもの。さらに、カリフォルニア州の規制による「Frozen yogurt」の定義も満たしていない、よって商品名にすら「ウソがある」とし、Pinkberryでこれまで費やしたFroYo代金およびそれまで受けた精神的苦痛への代償を求めた。
対するPinkberryはクレーム内容が事実無根との主張を通したが、訴訟の方は総計$750,000の和解金の支払いにより決着することに。和解金のうち$5000プラス弁護士費用がSutton嬢に支払われ、残りは地元の非営利団体への寄付金となった。)この訴訟についてはPinkberry websiteでも説明している。
カリフォルニア州のFood and Agricultural Code (食品/農産物に関する規制)にはFrozen Yogurtに関する規定があり、さらに関連規制として乳製品製造所についても細かいルールがある。33704条によれば、Pinkberryのような「FroYo屋さん」はFroYoのベースとなる冷凍ヨーグルトミックスはカリフォルニア州の許認可を受けた乳製品製造所にて作られるべし、となっている。つまり、お店で勝手に「冷凍ヨーグルトのもと」を作ってはいけないのだ。Pinkberryは当初自分のお店で全ての行程(ミックス配合/製造も含め)を行っていたが、どうやらこの点は法的にはNGらしい。Pinkberry サイト掲載のFAQによればこの点はSutton訴訟以前から州当局の指導のもと改善に向かっていたとのこと。
また、「ヨーグルト」の条件である乳酸菌などの「生きた酵母」が入っていることもNational Yogurt Associationにより認定され、「正真正銘のヨーグルト」であることを強調している。(店内にもその旨の表示が掲げられていた。)
食品安全が特に気になる今日この頃。食品パッケージに書かれた情報をどこまで信頼できるのか。あるいは記述されていない(消費者に開示されていない)情報もあるのではないか。残念ながらそんな不安は消えない。。。
結局頼りになるのは自分の味覚/嗅覚なのかもしれない。「ちょっと、違う気がする」と思ったら、それは大抵当たっていると思っていた方がいいのかも。Pinkberry FroYo、こんなに美味しいのに低カロリーって本当?
今日の食後の筆者の感想:以下写真は「Small」サイズ。Pinkberry提供の栄養表示によれば「1.5 serving」
らしい。Servingあたり100カロリーなので、これ全部で150カロリーという計算になる。デザートとしては「軽い」部類に入る数字だと思う。そうとは思えない、クリーミーな舌触りはまるで「ヨーグルト味のアイスクリーム」のよう。That just seems too good to be true....

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